とあるドラマーが実際に使っているおすすめアイテムを紹介します!
チューニングキー・ツール編
チューニングキーにはオールインワンのドラムツールがおすすめ
チューニングキーは、すべてのドラマーが必ずと言っていいほど持っているアイテムですが、メーカーによって形や大きさ、値段も様々です。
今回私が紹介するものは、チューニングキーとしてはかなり高い物ですが、私が実際に5年使ってみて、人にお勧めできると感じた物です。
その商品はこちら!
メーカー:TAMA
TMT9はチューニングキーだけでなく、オスの六角各種、メスの六角、プラスドライバー等がついたマルチツールです。
では、なぜこのツールがおすすめなのかを解説していきたいと思います。
こちらが全体の写真です。写真1のように
①六角レンチ(5.0mm/4.0mm/3.0mm/2.5mm/2.0mm)
②チューニングキー(2種)※2つ目は写真2
③ソケットレンチ(7.0mm六角ナット)
④ドライバー(+ネジ大)
⑤Wing Nut Loosener
が一つになったドラムツールです。
これらすべてがドラムのチューニング、メンテナス、に適しており、これを持っていれば大体のことはできます。
では実際によく使うところから紹介していきたいと思います。
②チューニングキー(2種)
チューニングはスタジオでの練習、リハーサル、本番前など、基本的にドラムを触る前には必ず行います。
私自身、このTMT9を購入する決め手となったのは、チューニングキーとしての使いやすさでした。
写真2のようにして使うことが大半ですが、ハンドルが大きいのでまず回すのが楽です。
これはヘッド交換をとても楽にしてくれます。
握ったときのサイズ感もちょうどよく、手になじみます。(個人の感想です)
③ソケットレンチ、④ドライバー
続いて紹介するのは③のソケットレンチと④のドライバーですが、こちらは主に楽器の分解に使います。
ドラムにはラグというパーツがついていて、それがチューニングボルトの受けとなっています。(写真の赤枠部分です)
ヘッドを外して中を見てみるとわかるのですが、ラグは太鼓の内側から六角プラスネジで留めてあることが多く、MTM9はどちらも備えているため、ラグの取り外しもできます。(メーカーによって六角サイズが異なるので注意が必要です。)
ヘッドを外すとこのようになっています。
見にくいですが、写真4の赤枠がラグを留めているボルトで、六角プラスネジです。
このネジを③六角レンチまたは④ドライバーで外すことができます。
基本的にここまで分解することは少ないですが、逆に言えばTMT9だけでここまで分解できてしまうのです。
⑤Wing Nut Loosener
最後にご紹介するのは⑤Wing Nut Loosenerです。
これは、簡単に言ってしまえばスタンド類のネジの増し締めや、絞めすぎてしまったネジを緩めるのに使います。
例えば、写真5のようなネジです。
スタンドのネジが緩んでいると、演奏中の事故やケガの原因になることがあります。
しかっりとしまっているかチェックする必要があります。
また、固く締めすぎたネジを素手で緩めると、手を痛めたり、急激に緩んで楽器が落ちてくることもあります。
そこで活躍するのがWing Nut Loosenerです。写真1の⑤のくぼみにネジ全体を入れて回します。
Nut Loosenerと言っても絞めることもできます。
これがあれば演奏前の安全確認と、演奏後の分解を安全に行うことができます。(こちらもすべてのネジに対応しているわけではないので注意が必要です。)
私はTMT9が発売した当初に買ったので、ソケットが小さく、入らないネジも多いのですが、今販売されているものは改良後のものがほとんどなので、対応できるネジは増えているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全てのドラマーのおすすめのアイテム「チューニング・ツール編」ということで、
TAMAのMulti Tool TMT9をご紹介致しました。
まとめ
①チューニングがしやすい。
②これ一つで分解までできてしまう。
③演奏前の安全確認や演奏後も安全に分解できる。
といったところでしょうか?
分解等は初心者の方には少し難しい話かもしれませんが、いずれは分解やメンテナンスもご自身でできた方がいいと思っています。
このブログでも楽器のメンテナンス方法の記事は書いていくつもりですので、そちらも是非参考にしてみてください。
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