サンドウィッチマンの東北魂(ポッドキャスト)を聞き終えて。

その他

今だからこそおすすめしたいポッドキャスト。「サンドウィッチマンの東北魂」。すべて聞き終えた私が特に気になったゲストの方々や、音楽、書籍、映画等をご紹介します。

サンドウィッチマンの東北魂

日本に大きな爪痕を残した「東日本大震災」をきっかけに始まったこの番組は、ニッポン放送を中心に多くのラジオ局に取り上げられてきました。

番組内ではゲストを迎えて様々な方向から震災への想いや活動を伝えてくれました。

そして、この番組の特徴はなんと言ってもパーソナリティがサンドウィッチマンさんであるということ。

サンドウィッチマンのお二人だからこそできる雰囲気で、真面目なところは真面目に。そして笑えるところは思いっきり笑わせながら進んで行きます。本当に面白いです笑

私もこの番組を聴きながら何度笑ったことか

番組を続けること10年。実際に被災されたサンドウィッチマンさんだからこそできる番組だったと思います。

この番組を聴き進めて行くと、サンドウィッチマンさんが如何に震災後の支援活動を積極的に行っていたか、さらに復興支援に関わる人同士の繋がりの大切さがどんどん伝わってきます。

私自身、この番組にはたくさんのことを学ぶきっかけをいただきました。

ラジオ番組としては、2021年3月で終了してしまいましたが、今でもポッドキャストでは聞くことができます。

今回は、「サンドウィッチマンの東北魂」をすべて聞き終えた私が、番組を聴いて気になったゲストの方々や、音楽、映像、また、この番組をきっかけに見た映画等をご紹介していきます。

番組が気になった方はぜひ聞いてみてください!

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音楽・歌手

ピアニスト西村由紀江さん

ピアニスト西村由紀江さん

ピアニスト西村由紀江さんは、震災後、被災地にピアノを届けるプロジェクト、「Smile Piano 500」を始め、復興支援コンサートも精力的に行なっている方です。

震災から5年後、それまでにピアノをお届けした関係者の方々に向けて演奏会を行い、その為に書き下ろした曲が、「朝日のあたる家」という曲です。

演奏会の会場が同じ「朝日のあたる家」という名前だったことから曲名が決まったようです。

ピアノと、弦楽器で演奏されるこの曲は、大変暖かく、優しく、聴いているだけで心が洗われます。

私自身も、この曲を初めて聴いた時は涙が流れました。

西村由紀江さんの優しさや暖かさが込められた素晴らしい曲です。

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シンガーソングライター熊谷育美さん

シンガーソングライター熊谷育美さんは、宮城県気仙沼市出身、在住のアーティストです。

東北魂で取り上げられた曲は、映画「悼む人」のために書き下ろされた「旅路」という楽曲です。

映画「悼む人」は、直接震災には関係がないものの、命の「尊さ」「重さ」を教えてくれる強いメッセージを持っています。

そんな映画の主題歌ですので、この「旅路」という曲も人の心に強く訴えかける素晴らしいバラードです。

番組内で流れた時に大きく感動し、そのままspotfyで検索、すぐに全曲視聴し、涙したほどです。

「旅路」は熊谷育美さんのアルバム「PROCEED」に収録されています。

是非お聴きください!

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映画・映像・ドキュメンタリ

映画「追憶の森」

この映画も震災には直接関係はありませんが、「今」という時間がどれだけ尊い物かを伝えています。

何事にも「当たり前」はなく、後悔したくなければ今を大切にすべきだというメッセージが込められています。

俳優の渡辺謙さんもご出演されています。

ドキュメンタリー「津波の子供たち」(番組外)

この映像については、「東北魂」には出てきませんが、この番組を聞いていて震災時どのようなことが起きたのか、また時間を経て被災地がどのように復興してきたのかをもっと知りたいと思い、私なりに調べてみてたどり着いた作品です。

実際に被災された方々の声を聞くことができます。

映画「Fukushima 50」(番組外)

この映画も「津波の子供たち」と同じく、「東北魂」では紹介されていません。

震災直後の福島第1原発での様子が描かれた映画です。

原発で働く人々の思いや、その家族の思いをリアルに感じる作品です。

私も何度も涙しながら観ました。

この映画に登場するような、人々の苦悩と苦労の上に、今日本は平和であるのだと感じます。

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人物・分野

石田秀輝さん(ネイチャーテクノロジー)

地球村研究室研究室 代表の石田秀輝さんは、番組内では【自然界に頭を垂れて、「心豊かな暮らし」を見つめなおす】というテーマでお話をされていました。

その一環として挙がったのが、「ネイチャーテクノロジー」です。

ここではわかりやすく具体例でお話ししたいと思います。※飽くまでも一例です。

例えば、我々が日々何気なく入っている「お風呂」です。

まず、浴槽をいっぱいにするには200~300ℓ程の水と、それを温めるための燃料が必要になります。

では、使用後にその水はどうなるかというと、すべて生活排水として処分されます。処分するにも当然お金がかかりますよね。

では、水を使わないお風呂を開発できたらどうでしょう?

大半の方が「そんなの無理だ」と思うと思います。私もそう思いました。

ここで自然界に目を向けてみます。

動物たちは、どのようにして体を綺麗にしているのでしょうか?

例えば、豚は泥で体を洗います。鳥は、蟻塚に体を入れて蟻に掃除をしてもらいます。etc

上記のアイディアなら、水を使わないですね。では、どれを選びますか?(笑)

どれもいやですよね(笑)

そこで石田さんが目を付けたのが、【泡】だそうです。

そう、です。

まず、水を3~5ℓ程用意し、泡を作ります。泡の温度は70℃程度。

泡というのは弾ける時に超音波を出します。

その超音波によって人の体から汚れが落ちる。しかも落ちた汚れは泡の表面張力によってもう人の体には戻らないのだそうです。

では、肝心の泡はどのようにして作るのでしょうか?

これも、ヒントは自然の中にあります。

アワフキムシという虫や、カマキリです。

上記のような昆虫たちが、どのようにして泡を作り出しているかがわかれば、それを応用できます。

もしこれを実用化できれば、水の使用量は1/100となり、光熱費もそれだけ減ることになります。

これが一例です。すごいと思いませんか?

自然界というのは、そこだけですべてが成り立っているのです。ですから、人間はその自然界からヒントを得て暮らしを豊かにするテクノロジーを生み出すべきだ。

というのが、「ネイチャーテクノロジー」なのです。

番組内では、まだまだたくさんのお話を聞くことができます。

また、石田さんは本も出されていますので、そちらも併せてチェックしてみて下さい。

志村季世恵さん(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)

志村季世恵さんは、命に寄り添うこと(バースセラピスト)をテーマに、日々活動されている方です。

番組内では終始志村さんのお声とそのお考えに癒され、まだお会いしたこともありませんが、「いつかこの方のお役に立ちたい」と思うようになりました。

志村さんほど優しく大きな人はいないと思いました。

一度だけでも直接お会いしてみたい方です。

今回は、番組内で取り上げられた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」についてお話ししたいと思います。

ダイアログ・イン・ザ・ダークとは?

純度100%の暗闇の中、対話をしよう。という体験です。

もう少し具体的に話をしてみます。

まず、7~8人程の参加者と、アテンダーというリーダーのような方で集まって自己紹介をし、呼び名を決めます。それが済んだら各自白杖を持っていよいよ出発です。

まず、当たり前ですが、何も見えません。

でも、たくさんの音が聞こえます。声も聞こえます。

そんな真っ暗闇の中、ボール遊びをしたり、電車に乗ったり、こたつに入って対話したりします。

最初はなにも見えないことがとても不安なのですが、白杖と、アテンダーさんや他の体験者の方々と遊んだり、会話をしていると、「人との対話の大切さ」や、「人のありがたみ」がわかってきます。

全員何も見えていないので、声を出さなければどこにいるかわかってもらえず、助けえてもらえません。

でも、「ここにいます。皆さんどこにいますか?」と聞けば誰もが助けてくれます。

暗闇の中では誰もが平等です。年齢や性別も関係なく、みんなが対等に話ができます。

自然と敬語もなくなります。

とても貴重な体験です。

この体験をすると、とても素直になれます。喧嘩してしまった相手に素直に謝ったり、いつも一緒にいてくれる友達や恋人や家族をもっともっと好きになれます。更に言うなら、「ヒトを好き」になります。

純度100%の暗闇に入ると、純度100%の自分が出てきます。

出てしまうとどうしても敬語に戻ってしまう方もいましたが、それでもとっても仲良しになれました。

体験後も小一時間は話し込んでいたほどです。(笑)

そして忘れてはいけないのが、アテンダーさんのことです。

アテンダーとは、視覚に障害を持つ方々です。参加者にとっては「暗闇体験」ですが、アテンダーの方にとっては「日常」なのです。

アテンダーの方々は、何も見えず、不安な私たちを、後ろ向きに歩きながら先導してくれているのです。(声でわかります)

アテンダーさんは、そのグループの中で誰よりも優しく、暖かく体験者全員を導いてくれました。

彼女たちのおかげで、純度100%の自分に出会えたといっても過言ではないと思います。

日常の大切さ、人の暖かさを感じたい方は、是非一度体験なさってはいかがでしょうか?

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

バースセラピスト志村季世恵さんの本にも是非ご注目ください

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書籍

サンドウィッチマンの東北魂はなんと本にもなっています。

今回私がご紹介した方々のことももちろん載っています。

私は、この番組を振り返りたいときにこの本を使います。

いわば手引書です。(笑)

ラジオ番組がしっかりと形に残っているのは本当に素晴らしいことですよね?

ポッドキャストをすべて聞くお時間がとりにくい方は、こちらを読んでみるだけでも面白いと思います。

あとがき

いかがでしたでしょうか?

今回は「サンドウィッチマンの東北魂」を全て聴き終えて気になったゲストの方や音楽、映画、人物について紹介してきました。

まだまだ書ききれないことが沢山ありますので、第2弾もいつか書きたいと思います(笑)

すべて聴き終えてしまってロスになってしまうほど、いい番組です。

是非一度、聴いてみて下さい。

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